語り:高田陳平
佐渡で観光客の方や移住希望者の方と接していると、必ず話題に上るのが「移動手段」の話です。
金山に向かう路線なんかは比較的本数もあって観光しやすいんですが、いわゆる地元の生活路線(ローカルバス)になると、一気にローカルならではの「掟」が現れます。
たとえば、うちの「潮風園」がある多田(おおだ)地区。
ここのバスは平日だと朝に学生が乗る便、昼間に1本、夕方に1本…と、1日3本程度ののんびりしたダイヤで動いています。これだけでも「お、計画的に乗らなきゃな」と思うわけですが、本当のトラップは週末(土日祝)に潜んでいました。
先日知ったんですが、このあたりのローカルバス、土日は「事前に予約」をしないとバス自体が来ないんです。
「よし、日曜の朝にバスで出かけよう」と思ってバス停で待っていても、通り過ぎるどころか、バス自体が走ってきません。
乗車したい前日の夕方5時までに「明日の〇時に〇〇のバス停から乗ります」とバス会社に連絡しておかないと、運行されないシステム(デマンドバス)になっているんですよね。
これ、普段車生活の人や、たまたまバスで観光に来た人からすると「え、バスって予約要るの!?」って絶対になりますよね(笑)。
でも、限られた地域の足を守るためには、誰も乗らないバスを走らせ続けるより、乗りたい人がいる時だけ走らせるこの仕組みが、とっても合理的でリアルな地方の形なんだなと妙に納得したりもします。
佐渡にバスで遊びに来る方、あるいはこれから移住を考えている方。
ローカル線を使うときはぜひ「週末の予約ルール」だけ頭の片隅に入れておいてください。
こういう「住んでみないとわからないリアルなシステム」も含めて、佐渡の面白さだなあと思う今日この頃です。
コメント